interview

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他の業務も挑戦できるからこそ、
見えてくる世界があります

臨床開発担当
2017年入社 R.T

入社を志望した理由

私は物心ついた頃から、動物が大好きでした。大好きな動物のことをもっと知りたいという欲が転じて生物学が好きになり、大学も生物学系の学部へ入りました。大学での勉強を進めるうち、動物に使用する薬は、対人間に使用する薬の用量を調整して使用することがあることを知りました。漠然と「人や動物の命を救いたい」「人や動物の役に立ちたい」と思っていた私にとって、人間の薬を作れば、人も動物も救う事になるのでは?一石二鳥なのでは?と考えたことが、製薬業界を目指しはじめた1歩となりました。製薬業界の中でもCRAを目指したのは、「最先端の知識を収集しつつ、”もう少しで薬剤になれるかもしれないタネ”の安全性と有効性の確認の要になれるなんてかっこいいじゃないか」と思ったからです 。

薬学部出身でもなく、治験の知識が浅かった私にとっては、学びを推進する環境が整っている会社で、まずはCRAとしての基盤を固めるのが非常に重要だと感じておりました。 その点、当社では、治験全般の知識習得を目指すための研修を入社後みっちり2か月程度受講する他、自由参加型の研修会もあります。また、「チューター制度」を採用しており、CRA面接試験に合格するまで教育係として先輩社員が新入社員を教えます。右も左も分からない中、「チューター」という頼れる先輩が側についていてくれることで、毎日の研修と、配属されたプロジェクトの勉強を両立し、いちはやく知識を習得できるのではと考えました。実際、当時のチューターには大変お世話になり、今でも連絡を取り合うことがありますし、相談できる存在です。

また、研修制度がしっかりしている会社の中でも、特に当社を選んだのは、社長面接が印象的であったことも大きいです。最終面接で社長の気さくで話しやすく、余計なオブラートに包まないストレートな言葉での面接が印象深く、興味を惹かれ、入社を希望しました。

学生時代に学んでいたこと

大学では生物学系の学科に通っておりました。
動物生理学等について学び、畜産動物と触れ合うことで楽しい大学生活を送っていましたが、薬学知識は全くといっていいほどありませんでした。製薬業界はやはり薬学部出身が多いため、薬学の基本知識の差を感じ、今でも悔しい気持ちになることはありますが、携わるプロジェクトの薬剤を勉強等、少なくとも、臨床でよく使われる薬剤は覚えておくことで、その差を埋められるよう努力しています。

現在の仕事内容

主に2つの業務に携わっています。

①CRA(臨床開発モニター)
企業主導治験のCRAとして治験の立ち上げから終了まで、製薬企業と医療機関のスタッフ様やその他治験に関わる方との橋渡し及び支援を実施しています。 治験をスムーズに進められるように調整しつつ、GCPや治験計画に則って進められているか、被験者様の安全性に問題ないか等を確認します。

②治験コンサルティング/治験調整事務局
医師主導治験のコンサルティング業務及び治験調整事務局業務を通して、自ら治験を実施する医師や治験プロダクト提供者様を支援しています。 治験プロダクトの期待される効果や、対象疾患を都度勉強の上、どのように試験計画を立案すれば、求める結果が得られるのかを関係各所と協議し進めていきます。 試験が始まった後も、治験資料の最新情報へのバージョンアップ、外部の効果安全性評価委員会の運営サポート等多岐にわたり、試験全体のマネジメント・サポートを実施します。


上記のほかにも、細かな業務として、新人研修講師等にも携わっています。

仕事のやりがい

私は、携わる試験のプロダクトを、”受託している物”として考えず、自社製品だと思って対応しています。 特にコンサルティング業務では、新薬の開発に携わっている実感が大きいです。 医師含め依頼者様の開発に懸ける熱い思いを伺い、その想いを自分事として捉えることが出来ます。そのプロダクトにとって望ましい結果が得られれば、とても嬉しいですし、意図しない事象があれば、どうすれば解決できるのか、真剣に考えます。明らかに有効なデータが取得出来る可能性を感じた時にはやりがいを感じますし、それをチーム全体で共有出来た時は最高の気持ちになります。

また、データの観点だけではなく、患者様が治験に入る前と比較して体調が良くなった時に、「治験に入ってみてよかった。」「もう治らないかと思っていたのに・・・」と嬉しそうに仰ったことをCRC(治験コーディネーター)さんから聞くと、自分の携わっている仕事が、現在進行形で患者様の役に立っているんだ、希望を届けることが出来たのかもしれないと、とてもやりがいを覚えます。 この業界には、「人の役に立ちたい」という気持ちがある方が多いと思います。自分や仲間が一生懸命に考えて実施していることが患者様の希望につながり、ゆくゆくは患者様の治癒や症状の改善に貢献出来るのであれば、これ以上の達成感はないのかなと思います。

印象に残っているエピソード

CRAに専念している時に経験した試験で、医師やCRCさん含め、医療機関スタッフ様に忙しい中で対応してもらうことが非常に多いものがありました。 このような試験で、自分の役割を最大限に果たすために、医療機関スタッフ様の役に立てる事がないかと考え、連絡には即時対応するようにし、要望に沿った施策を考え実行する等、常に相手の希望を聴取しつつ協力体制を築いていきました。 その後、私が他業務で試験を離れそうになった際に、担当医療機関の医師とCRCさんから、「あなたに担当してほしい」と言っていただけたことがあり、信頼関係を築くことができたのかなと心から嬉しく思ったことを覚えています。
また、つい先日、2‐3年ぶりに当時のCRCさんとご連絡する機会がありました。CRCさんより、「当時は多忙でしたけど、あなたの対応に励まされ、一緒に協力し、困難を乗り越えつつ頑張ったことはいい思い出です。またいつか一緒にお仕事がしたいです。」と言っていただき、当時のことを思い出し、頑張ってよかったなと、目頭が熱くなりました。
仕事とはいえど、結局は人と人とのつながりだと思っています。このエピソードがあってからは、より、可能な限り相手の立場にたって考え、信頼関係を築いていきたいと思い行動することを意識しています。

入社前とのギャップ

私が担当しているどの業務も、資料を作成したり、細かく何かをチェックしたりする作業が思ったより多いなと感じました。
個人的には、細やかな作業より、外勤をしたり、医師や関係者のみなさまと協議したりする事が好きなのですが、細やかな業務にも大きな意味があり、ゆくゆくは誰かの笑顔を作っていくんだと思うと、やりがいも出てきます。とはいえ、外勤が全く無いわけではなく、多い時は、週5日間まるまる外勤で社内にいないということもありました。
結局のところ、外勤も内勤もどちらも楽しめていると思います。

エスアールディらしさを感じたエピソード

先輩後輩の垣根があまりなく、誰とでも気軽に話すことが出来るなと感じます。また、助け合いの精神が根付いていて、例えば、残業が多そうだなと感じて、「何か手助けできることある?」と入社年次関係なく提案してくださることも多く、恵まれた環境で業務できています。
業務外のプライベートの時間でも、気付くとメンバー間で担当試験の話をしていることもたびたび。どうすればもっと上手く出来たのかな、と反省会になることもあれば、薬剤が患者さんに効いて良かったよね、やりがいあるよねと喜びあうこともありました。そんな時、メンバーのことが好きだな、これからも一緒に働いていきたいなと心から思います。

また、コミュニケーションの観点以外では、やはり、CRA以外の業務を経験できたことが挙げられます。 CRA経験のみでなく別の業務も担当し始めた頃は、分からないことばかりで、いっぱいいっぱいになることもありました。 しかしながら、一度コンサルティング業務等々経験してみると、これまで実感出来ていなかった治験全体の流れを把握することができました。その後に再度CRA業務をした際に、何のために実施している業務なのか背景がわかるようになり、業務がしやすくなったと感じました。いろいろなことを経験できるエスアールディならではの感覚なのではないかと感じます。

今後の目標

臨床試験全般の流れを把握し、”臨床開発パーソン”として、試験開始前から承認申請まで、臨床開発に必要な様々な業務を、自信を持って出来るようになるのが理想です。そのためには、勉強はもちろんのこと、経験したことのない業務にも携わってみる、1歩を踏み出す”勇気”が必要と思っています。
当社では、自分が望めば、臨床開発に幅広く携わる業務を経験することができます。また、教育方針として”挑戦と失敗”を掲げており、挑戦する人を後押ししてくれる風土があるので、引き続きチャレンジしていきたいです。

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